| 「ウィルス対策もう一度見直しませんか?」 |
| 今月の線客万来コーナーは、夏休みということで取材はお休みして、来るべき 後半戦に備えるための特集を組んでみたいと思います。 まず第一回目の今回と第二回目の次回は、「ウィルス対策もう一度見直しませ んか?」というタイトルでパソコンを脅かすウィルス対策特集をお送りします。 また、第三回目と最終回は、パソコンのデータを安全に保全するためのバック アップ方法についていくつか具体的な方法をご紹介していく予定です。 |
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通商産業省告示 第952号「コンピュータウイルス対策基準」ではウイルスを下 記のように定義しています。 第三者のプログラムやデータベースに対して意図的に何らかの被害を及ぼすよ うに作られたプログラムであり、自己伝染機能、潜伏機能、発病機能の一つ以 上有するもの 【自己伝染機能】 自らの機能によって他のプログラムに自らをコピーし又はシステム機能を利用 して自らを他のシステムにコピーすることにより、他のシステムに伝染する機 能。 【潜伏機能】 発病するための特定時刻、一定時間、処理回数等の条件を記憶させて、条件が 満たされるまで症状を出さない機能。 【発病機能】 プログラムやデータ等のファイルの破壊を行なったり、コンピュータに異常な 動作をさせるなどの機能。 □コンピュータウイルス対策基準(平成七年通商産業省告示第四百二十九号) http://www.ipa.go.jp/SECURITY/antivirus/kijun429.txt ▼「ウィルスの種類」 *********************************************************************** ウィルスの種類をすっきりと分類するのは大変難しいのですが、とりあえず日々 の管理を行うために押さえておきたい種類をご紹介しましょう。 『ワーム型』 ワームとは、みみずの様な虫の意味。メールなどを使って、自分自身を増殖させ る活動を行います。 ワーム型の代表例・・・WORM_SIRCAM.A(サーカム)、 WORM_NAVIDAD.A 『トロイの木馬型』 これは、ワーム型と違い、増殖を行いません。しかしながら、バックドアと呼ば れる裏口を設置し、外部から他人のコンピュータを操ることができる様、パスワ ードを盗む活動を行うものがあります。 『マクロ型』 上記の二つとは少し意味合いが違う分類となります。これは、広く普及している マイクロソフトオフィスのマクロとして配布されるウィルスです。データファイ ルに感染するため、排除するのが大変難しいものです。 マクロウィルスの代表例・・・X97M_LAROUX(ラルー)、W97M_MELISSA(メリッサ) (ちょこっと豆知識) 一昔前は、『ブート感染型ウィルス』と呼ばれるフロッピー媒体によって拡がる ものを良く見かけましたが、今ではあまり聞きませんね。 さてさて、ウィルスがどんなものなのか、整理がついたところで、次回はその予 防と駆除について、わかりやすく解説していきたいと思います。 IPAウィルス対策スクール(オススメです!) http://www.ipa.go.jp/security/y2k/virus/cdrom/index.html |
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ウィルスは、毎日新しいものが産み出され、対応もそれ毎にしていく必要があ ります。まさに、毎年予防接種が必要なインフルエンザと同様に、大流行の前 にしっかりと予防が必要なのです。 かといって、ただでさえ忙しい毎日。かかるかどうかもわからないウィルス対 策に、それほど時間を割くことはできません。そんなあなたにオススメする予 防法は・・・ ◎ウィルス対策ソフトを導入しましょう。 これが鉄則です。ここまでは誰でも考えます。でも、ここからが重要なんで す。 ここからが、ソフトを導入している方への質問です。 →パターンファイルは最新ですか? ☆この質問に、yesと答えたアナタは大丈夫。 ☆「パターンファイルの更新は・・・」とぎくっとした方は、すぐに更新して ください。でも、まだまだ捨てたもんじゃありません。ちょこっとさぼって いただけですよね! ★「パターンファイルって何?」と思った方!次の質問に答えてください。 →そういえば、頻繁に「パターンファイルを更新しますか?」という質問に 「はい」とこたえている。あるいは、パソコンの起動時にウィルスソフト のパターン更新メッセージなどを見かける ☆この質問にyesと答えたアナタ、パソコンに導入されているウィルス対策ソ フトは生きています!まだまだ大丈夫。これからも、かならず「はい」と 答えてください。 ★この質問にnoと答えた方、次の説明を読んでください。 「パターンファイル」とは ウィルス対策ソフトには、色々なウィルスの情報が登録されており、その情 報を元に、ウィルスの検出を行います。この元になる情報のことを、パターン ファイルと読んでいます。新しいウィルスを検出するためには、これを最新版 にしておく必要があります。これが古いと、もしも感染してしまっても検出で きず、駆除もできません。 ◎ウィルス対策ソフトを導入している人の多くが、パソコン購入時に付いて きたものをそのまま利用しており、既にパターンファイルの更新期限が過ぎ ているものをそのままに放置していたり、あるいはパターンファイルの更新 を行っていません。 ※ウィルス対策ソフトを導入するだけでは予防とは言えません。最新のパター ンファイルをかならず適用してください! もちろん、そもそもウィルス対策ソフトを導入していないあなた!すぐに購入 してくださ〜い!インターネットに接続していなくても、社内LANに接続さ れている場合、他のパソコンから移ってしまうことがあるのです!ご注意を! ウィルス対策ソフトを一挙にチェック http://navi.rbbtoday.com/details/593.html ▼「ウィルスにかかってしまったら…」 *********************************************************************** ウィルスにかかってしまったら… 「ウィルス対策ソフトが駆除しました」と言ってきた場合 →これは、予防が効いているので、感染はしていません。だからそのままで 大丈夫。 「ウィルス対策ソフトが駆除に失敗しました」と言ってきた場合 →メッセージやログを良く検討してください。 このメッセージは、メールに添付されたファイルなどで良く見られるもの。 その場合には、添付ファイルを開けずにメールを削除すればOKです。 「そもそもウィルス対策ソフトを入れていない場合」 →これは、ケースバイケースです。とにかく、まずはネットワークに接続して いるLANケーブルを外しましょう。インターネットに接続して、ウィルス 対策ソフト会社が提供する駆除ツールを使う事ができますが、接続している 間にも、ウィルスをあたりにまき散らしてしまう恐れがあります。これは絶 対に避けなければなりません。 ケーブルを外したら、次に、自分が何に感染したのかを調べる必要がありま す。ここは、反省してウィルス対策ソフトを買いに行きましょう。ウィルス 対策ソフトを導入するときに、現システムの感染状況を調査します。この時 点で、正しく駆除されたらラッキーです。 最悪の場合、コンピュータが動作するために必要なファイルを削除しなけれ ばならず、二度とコンピュータが起動しない状態に陥るケースもあります。 その場合には、あきらめてウィンドウズの再インストールから始めて下さい。 何はともあれ、ウィルスに感染する環境だったのに、対策が不十分だったこと は確実。猛反省して次に同じことにならないようにして下さいね。 さてさて、ウィルスの予防と駆除。具体的に見てきましたが、いかがだったでし ょうか。パターンファイルがでるのは勿論新種のウィルスが見つかってから数日後。 その間に感染する事も考えられます。でも、それはある程度は仕方がないと誰も が納得できるもの。取引先に言い逃れができない状況に陥らないために、最新の パターンファイルの入手を心がけてくださいね。「どうかな?」って思った方は、 良い機会なのできっちりチェックしてみてくださいね。 では、来週と最終回の2回にわたって、大切なデータを保存するためのバック アップについて、具体的な方法を解説していきたいと思います。 IPAウィルス対策スクール(オススメです!) http://www.ipa.go.jp/security/y2k/virus/cdrom/index.html |
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さて、今月前半は、ウィルスとは何か、ウィルスからPCを守るにはどうしたら いいのかなどをお伝えして参りました。後半は、PCが壊れたとき、「あぁやっ といたら良かったのに〜」と大後悔した覚えが1度はある「バックアップ」に ついて、改めてその方法など、ご紹介しましょう。 ■なぜにバックアップ? *********************************************************************** パソコンは、壊れます。ハードウェアと呼ばれる機械モノですから、故障はつき ものです。たとえば、「落とす」「水がかかる」「雷が落ちる」など、日常のい ろいろな「刺激」によって明らかに壊れる場合から、「昨日まで動いていたのに、 今朝突然動かなくなった」など、ふっと壊れてしまう場合まで、そのタイミング はさまざまで予測が付きません。こういう相手とつき合うのですから、「いつか は壊れるモノ」と腹をくくるしかありません。 さて、腹をくくったらどうするのかというと、いつか来るその日に対する準備 を怠らないことが大切です。その準備の最たるもの、それが「バックアップ」な のです。 ■バックアップの意味と種類 *********************************************************************** パソコンにおけるバックアップとは、主にハードディスクの内容をどこかに保存 しておくことを意味しています。壊れるのに備えてもう一台同じパソコンを購入 するというのも広い意味ではバックアップですが、これを指しているケースはま れです。 では、ハードディスクの内容をどこかに保存するためには、一体どういう方法が あるのでしょうか。どこに保存するのかについては、次回の当記事にてご紹介す るとして、今回は何を保存しておくのかについて分類してみたいと思います。 ◎全部まるごと保存しておく パソコンは、通常cドライブとよばれる基本ドライブと、構成によってdやe などの拡張ドライブを装備しています。これらは、物理的に同じハードディスク 上にエリア分けしている場合と、物理的にも異なるハードディスク上に作成され ている場合があります。全部まるごと保存しておく場合とは、このドライブを丸 ごと保存しておく方法です。 ここで注意が必要なのは、パソコンが動作中であれば、動作に必要ないくつかの ファイルについてはコピーすることができず、本当に全体のバックアップを取る ということが難しいということです。このため、丸ごとバックアップのケースは、 専用のバックアップツールを利用して行われます。 ◎必要なファイルだけを保存しておく パソコンのハードディスクに保存されているファイルのうち、自分にとって重 要なファイルだけを選んで保存する方法です。これは、OSやアプリケーション は、再度CDから導入すれば復帰できるため、これらのファイルは特に保存しな い方法です。バックアップするファイルが少なくて済むため、経済的と言えます。 しかしながら、普段から要るファイルをしっかりと整理していない人は、どれが どこにあるのかわからず、かえって手間がかかるということも…。 *********************************************************************** あなたのパソコンはいかがでしょうか? ハードディスクから異音がするとか、暑いところに置きっぱなしとか、 いつ壊れても不思議ではないという方はいらっしゃいませんか? 壊れてからではもう遅い! とりあえずバックアップからリスク回避をしておき ましょう。 次回は、バックアップを行う時に必要なソフト、あるいは便利なツールなどにつ いてご紹介したいと思います。 バックアップのすすめ(初心者向け) http://tomato.obi.ne.jp/trouble/backup.html バックアップツール http://www.keyman.or.jp/search/robo_backup_1.html |
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先週は、PCが壊れたとき、「あぁやっといたら良かったのに〜」と大後悔した 覚えが1度はある「バックアップ」について、改めてその意味と種類を簡単に ご紹介しました。最終回の今回は、バックアップメディアのご紹介、知ってお いて損の無いバックアップツールのご紹介など、盛りだくさんでお送りします。 ■どこにバックアップ? *********************************************************************** バックアップするには、バックアップメディアと呼ばれる記憶媒体が必要です。 というと、なにやら難しい言葉が並んでしまいますが、つまり、どこにバック アップしたものをおいておくのかということです。 以下、代表的なバックアップメディアを挙げておきましょう。 (テープ装置) これは、普段は絶対に見かけません。サーバーなど、運用に細心の注意が必要 なものに導入されるバックアップソフトとセットで運用されます。記憶媒体と しては、長期の保存(10年以上)には向いていません。 (外付けハードディスク〈HDD〉) 最近、USBインタフェースが広まり、安くて使い勝手が良くなってきた外付けH DD。これは、普段使っている内蔵HDDと全く別の物理的な装置であるため、もし も内蔵ハードディスクが故障して、読めなくなってしまっても大丈夫。別のパ ソコンに繋いで簡単に利用出来る、便利なメディアです。 (DVD-RAM、DVD-R、CD-R、CD-RW、MO) テープとくらべて書き込み装置が普及しているため、段々使われるシーンが増 えて来ました。メディアの保存可能期間が50年と長いのが特徴です。ソフトと 組み合わせて使うと、容量的な問題(1枚当たりの記憶容量が少ない)も回避 できるため、今後の活用が見込まれます。 (別のコンピュータの共有ドライブ) LANが普及するにつれ、サーバーのみならず、社内のどこかに共有ドライブ を持つことが増えてきました。この共有ドライブは、上記の外付けHDDと同じ ように、別の物理的装置ですから、同時に故障する確率が低く、バックアップ 装置として利用できます。ただし、あくまでもファイルのバックアップをどこ かに取っておくというような利用目的で使わないと、共有ドライブの容量を食 ってしまい、だれかに迷惑がかかることがあるかも!? ■バックアップソフトのご紹介 *********************************************************************** バックアップソフトには、 ・ドライブを丸ごとバックアップするもの ・日次・週次などに、必要なファイルのバックアップを行うもの ・定期的に、差分(変わった部分だけ)のバックアップを行うもの ・バックアップ対象ファイルの最新版をコピーしてくれるもの など、さまざまなものが存在します。 本格的なものは、それなりに費用もかかります。 基幹システムのバックアップは、既に行われている場合が殆どでしょう。です から、ここでは「自分の大切なファイルをしっかりバックアップしておきたい」 あなたのために、気軽に使えるツールのリンク集をいくつかご紹介しましょう。 窓の杜 http://www.forest.impress.co.jp/backup.html ベクター http://www.vector.co.jp/vpack/filearea/win/util/backup/index.html ちなみに、私は自動ミラーリングがお気に入り。ミラーリングとは、鏡という 言葉からもわかるように、同じモノをそっくりそのままコピーするというもの。 ファイルを消すと、同じように消えてしまうので、バックアップとは少し違う けれど、何も考えなくても同じモノが二つあるというのは案外便利なもので すよ。 *********************************************************************** さぁ、あなたの大切なファイルをどのようにバックアップされていますか? 起こるべくして起こる装置の故障に対し、しっかりリスク管理できていますか? 起こってからではもう遅い。大切なファイルは、しっかりバックアップしてくだ さいね。 バックアップのすすめ(初心者向け) http://tomato.obi.ne.jp/trouble/backup.html |