| 「 ITSSPへの取り組みのご紹介」 〜ITSSP事業について〜 |
| なかなか進まない中小企業のIT化推進のため、色々な施策をご紹介してきました。今月の線客万来コーナーでは、その中の一つ、「ITSSP事業」について、その実例を交えながら、ご紹介させていただきます。まず第一回目は、それがどういうものなのかをご紹介していきましょう。 |
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ITSSPという言葉をご存知でしょうか?正式には、戦略的情報化投資活性化支援事業(愛称:ITSSP/ITソリューション・スクエア・プロジェクト)と言います。この事業は、経済産業省と情報処理振興事業協会(IPA)が平成11年度より始めたもので、より多くの企業が経営に役立つ情報化を実行することによって企業競争力を高めることを目的としています。 |
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TSSP事業では、経営とIT双方に通じ経営者の立場でソリューションを提供する専門家である「ITコーディネータ」を創出するとともに、ITコーディネータを活用し中小企業の経営者がITによる革新を図るための様々な支援を行っています。 |
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ITSSPのホームページでは、実際にそれぞれの事業がどのように行われているのかについて、年度別に紹介しています。この中に、大阪商工会議所と、中小企業IT化推進協議会がコラボレートして取り組んだ地域事業があります。これは、四条畷商工会に加入している会社が、実際にIT化を目指して行ったもので、ITコーディネータを活用し、計画書策定、IT投資コンサルティングと進んでゆきました。 |
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| 今年度のITSSP事業では、四条畷商工会の異業種交流会から数社がコンサルティング事業に採択されました。まずはその中の1社「上村金網工業株式会社」の取り組みをご紹介します。 | |
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四条畷市は、松原市・東大阪市と並ぶ、大阪府下の金網製造集中地区の一つです。河内木綿の産業が衰退した後、織機を使う新たな産業として発達したものです。特に四条畷地区は、亀甲金網をはじめとする金網業が盛んで、今もあちらこちらに金網業の看板を見ることができます。平成15年度ITSSP事業の取材として、まずは四条畷の山手に位置する創業76年の金網製造業「上村金網工業」さんを訪問しました。 |
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「上村金網工業」さんの主力商品は、「ふるい金網」です。これは、採石場などで利用される「ふるい」用金網で、通常私たちが考える金網よりも、ずいぶんスケールの大きなものです。また、機械に装着して利用するためのフックを両端に備えている等、特定用途に合わせた特殊技術があるため、販路も流通もほぼ固定している中で商売を行ってきました。金網業界にも中国パワーが押し寄せて、ここ5年ほどは業界全体の生産金額が前年同月比2桁の大幅減という厳しい中、上村金網さんのような特殊用途金網については、下がってはいるものの、それほどの打撃をこうむることは免れていました。 |
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計画書策定コンサルティング事業とは、具体的なIT化をどのように行うかについての計画書を作成するための取り組みです。上村金網さんには、恩村・木内のITC(ITコーディネータ)2名が派遣されました。そして、3ヶ月間で6回のコンサルティングを通して、具体的なIT化のスケジュールを作成して行ったのです。それは、次のようなものでした。 |
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| これらの課題に実際に取り組むため、引き続きITSSP事業の中の「IT投資コンサルティング」事業を活用しました。 | |
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IT投資コンサルティング事業とは、IT化投資の計画書を具体的に実行して行くためのコンサルティングです。上村金網さんでは、まずかねてより課題と感じていた「新規顧客開拓」のため、専用営業マンとも言えるホームページ作りに取り掛かることにしました。しかしながら、ホームページ維持のためのコストを産み出すためには、内務業務効率化も同時並行的に導入していかなければなりませんでした。そこで、コンサルティング期間の2ヶ月間では、この二つの取り組みを行うこととし、それに基づく予定を立てて行ったのです。 |
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さて、こうして終わったITSSP事業。上村金網さんにとって、今回の取 り組みはどうだったのでしょうか。上村社長に振り返って頂きました。 |
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| 今年度のITSSP事業では、四条畷商工会の異業種交流会から数社がコンサルティング事業に採択されました。「上村金網工業株式会社」に続いて、「昌弘機工株式会社」さんの取組みをご紹介しましょう。 | |
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自動梱包機をご覧になったことがありますか?バッタンという音とともに、まるで魔法の様に青いビニールテープが縦横にかかるさまに、しばし見とれてしまった方も多いのではないでしょうか?かく言う私もその一人。どうやってそんなことが瞬時に出来るのか考える間もないぐらいの早業は、機械化の便利さに触れる一瞬でもあります。 |
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「昌弘機工」さんは、その自動梱包機のメーカーです。特に、環境問題でクローズアップされてきた5mmテープの梱包機や手動梱包機ではナンバー1のシェアを誇る老舗メーカーです。SPOTブランドをご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。自動梱包機を作って47年、従業員も、約100名と、創業以来めざましい成長を遂げてきました。しかし、「この業界は、新規参入の無い業界。国内は固定の4〜5社でしのぎを削っているため、新しいことに取り組まなければ今後の成長は難しいんです。」と社長の高見さんはおっしゃいます。 |
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「とにかく、まずIT部会の会長の私がやってみないと、他の会員の手前あかんやろうと思いまして」と高見さんは正直におっしゃいます。何せITの事は専門家の知り合いも多く、自分自身がホームページを作ることもできる実力者。ITSSP事業には、それほど具体的なアウトプットを期待していませんでした。「でも、これがやってみたら予想をはるかに超える成果がありました。」 |
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コンサルティングの結果、昌弘機工さんのIT化の課題として挙げられたの は次の2つでした。 |
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IT投資コンサルティング事業とは、IT化投資の計画書を具体的に実行して行くためのコンサルティングです。計画書でターゲットとして決定した「ホームページリニューアル」「グループウェア活用」に向けて、具体的な取り組みが始まりました。 |
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実は、昌弘機工さんにはすでにグループウェアが導入されていました。「以前はオフコンで処理していた事務処理を3年ほど前にパソコンに変えました。そのときに、色々な縁があって、グループウェアを導入したのです。でも、全く活用されていないままで・・・」ITCのコンサルティングによって、社長だけでなく、このプロジェクトのメンバーとなった複数の社員の方も、グループウェアが何なのか何ができるのか、今回の取り組みを通して改めて理解しました。「あとはもっと個人にパソコンが行き渡れば、活用できると思います。」という事務所には、既にLAN通信の設備も導入されており、本当の活用まであと一歩のところです。 |
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●上村金網工業株式会社 http://www.uemura-kanaami.co.jp/index.htm ●昌弘機工株式会社 http://www.shokokiko.com ●ITSSPホームページ http://www.itssp.gr.jp/index.html ●ITCホームページ http://www.itc.or.jp/index.html |