| 気がつけば一人1台のPCに『ダイワ販売株式会社』 〜必要に応じて無理・無駄の無いIT資源の導入〜 |
| 先月の当コーナーでご紹介した「中川木材株式会社」勝弘社長が説くIT化の秘訣を覚えていらっしゃいますか? 「まずは小さい成功を体験することから始めることが大切です。」でしたよね。「アナログの仕事はたいがいIT化できます。だから、今困っていること、最初は小さな問題などがいいでしょう。それをITを利用して便利にするために、知識を知っている人に教えてもらって解決する。何度か繰り返すと、その成功体験を通してコツがわかってくるのです。(中川社長)」というアドバイスでは、今ひとつ実感が・・・と思われた方のために、今月の線客万来コーナーでは、実例をご紹介しましょう。 |
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中小町工場がひしめく西淀川区、もうすこしで尼崎というロケーションに、ダイワ販売株式会社という会社があります。 |
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取り扱う商品が外国製であったため、自然とメーカーの販売方針に沿った営業活動を行っていたところ、商品のデモンストレーション用のパソコンを導入することになりました。平成5年、会社初めてのパソコン購入でした。「当時30万円のパソコン購入には少し迷いもありましたが、営業ツールであれば仕方が無いと導入してもらいました」とは総務の伊藤さん。しかし、パソコンを実際に使ってみると、ワープロではできない色々なことが出来そうな気もしていました。 |
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営業の仕事に欠かせないのは見積書。まずはどれだけ見積書を出して成約できるかが勝負になるのはどの業界でも同じこと。でも、ワープロや手書きでは、見積書を作るだけでも時間がかかって大変でした。「以前と少しだけ違う見積りを作ろうにも、ひとつ変えたらまた全部書き直したり、合計しなおしたり、これがすぐにできたらどれほど便利かと皆な思っていたんです。」と伊藤さん。そこに、救世主が現れました。なんと、販売先つまりお客様にパソコンが大好きな方が居たのです。 |
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| 見積書発行で成功体験をつかんだダイワ販売さんは、パソコン利用が確実に自分たちの仕事を楽にするという実感をつかみました。 | |
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平成6年6月、知り合いに作ってもらった「見積り管理システム」が、無事稼動し始めました。当時は、1台のパソコンにシステムを導入して、皆がそのパソコンまで足を運んで見積書を作成していました。 |
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そんな中、今までは国内の商社経由で輸入していた商品を、一部直接取引きするようになってきていました。相手のメーカーは北欧で、やりとりをするにも時差の関係で大変不便を感じていました。このお互いの不便を解消したのが、平成9年に導入した電子メールだったのです。平成9年と言えば、まだインターネットの人口普及率が10%にも満たない頃でした。「NTTに相談したら、OCNを紹介してくれたので、契約してメールを使えるようにセットしてもらいました。」という。使う側にとっては、それが新しいとか古いとかではなくて、単に必要だったから導入したという意識です。 |
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| こうして個人用パソコンの導入も進み、ネットワーク利用もはじまったダイワ販売さん。必要に応じてどんどん導入していったIT機器やソフトですが、実は時間の経過と共に色々な不備が出てきてしまいました。 | |
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平成6年6月、「見積り管理システム」が、無事稼動。はじめは1台だけで利用していたシステムを、必要に応じて複数のパソコンから利用していきました。他の営業マンが作った見積りデータを参照する必要が出てきたので、見積書データを共用ドライブに保存し、複数台のパソコンから参照しながら運用していたある日、読み出せない見積書が出てきたのです。たまに起こる不具合かなとその時はあまり気にかけず、なおも運用を続けていました。 |
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いつも身近な専門家に相談してきたダイワ販売さんは、今回の不具合を出入りのパソコン業者の営業マンに相談してみました。「すると、複数の人が同時に利用するためには、データベースシステムでないと駄目だとアドバイスがあったんです。」 |
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| どのように各自の机からメールを送受信できるようになったのか、また、その内容を共有したのかについて、レポートしたいと思います。 | |
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「これだけネットワークを使えるような環境になったのに、なぜメールは1台のパソコンからだけしか使えないのか」という社長の疑問は、早速見積りソフトの担当者にぶつけられました。とりあえず目の前にいる専門家に疑問をぶつけるのが社長のスタイルです。 |
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ある日、社長に電話がかかりました。例のソフト担当者からです。「社長、良い案がありました。10万円ほどかかりますが、いいですか?」という問い合わせです。「何かわからんかったけれど、とにかく10万円で実現できるのであれば、良いかなと思い、いいでと返事しておいた」という社長は、この返事で自社にグループウェアが導入されるとは思ってもみませんでした。 |
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| 何か困ったことが起こるたびに、自然にIT環境のレベルアップを図ってこられた今回の事例が、ITというだけで何となく前に進めない経営者の皆さんの参考になればと思っています。 |