従来のウィルスの被害は、たとえばメールを多量に送信するとか、ハードディスクのファイルを消去してしまうとか、ある時刻になったらコンピュータを再起動するように設定してしまうものでした。これらは、被害がはっきりしていたために、感染したかどうかを特定しやすく、そういう意味で排除もしやすいものでした。また、これらウィルス被害が拡がったため、ウィンドウズそのものや、ウィルス対策ソフト(ウィルスバスターやノートンアンチウィルスなどのソフトウェア)などの機能により、感染する前に排除したり、感染しても、簡単に削除したりすることができるようになりました。今や、ウィルス対策ソ
フトが入っていないパソコンを利用すること自体が『非常識』と呼ばれる時代だとも言えます。
しかしながら、マルウェアと呼ばれるソフトの中には、スパイウェアなど、感染しても発見しにくく、特に何か不備があるわけでないのに大切な情報が盗み取られてしまうものがあるのです。
たとえば、その影響はこういう形で現れます。
1.インターネットで良く見る情報に対して、それと関連する広告ばかりが表示されるようになっている。
2.検索エンジンを起動したら、いつもならば表示されるサイトとは違う画面が勝手に表示される。
3.操作していないのに、沢山の広告画面が勝手に表示されてしまう。
4.いつも見るサイトを呼び出したのに、別のホームページが表示されてしまう。
5.なんだかコンピュータの動作が遅い。特にインターネットが遅い。
どうですか?心当たりはありませんか?
1番、5番は判断が難しいのですが、2番から4番のどれかに1つでも当てはまった方は、既にスパイウェアに感染しています。その場合、あなたが普通に使っているインターネットの情報は、知らない間にどこかの誰かに見られているかもしれません。
最近のウィルスソフトは、スパイウェアを含むマルウェアの検出ができるものが増えています。しかし、だからといって安心してはいけません。どんどんその仕組みは複雑化しており、簡単に排除できないものが蔓延しているのです。
★今週の一言
「ウィルスではなく今はマルウェア対策。おかしいと思ったらすぐ調査」