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IT普及で困ったこと!

平成17年も半期決算の時期を迎えました。原油高騰やら株価上昇やら、一体全体景気がどうなのか、単純には判断できない状況です。とはいえ、勝ち組の仲間入りを目指して日々精進されている皆さんにとって、難しい時代をどう生き抜くのかは他人事ではありません。
ITがこれだけ当たり前になった今、今まで他人事と見過ごしてきた色々な 「困ったこと」に、毎日悩まされていることはありませんか?今月号の線客万来コーナーでは、そういう「困ったこと」をどうしたら何とかできるのか、一緒に考えて行きたいと思います。


    迷惑メール対策:その1

【その1】--<<<迷惑メールって一体何?>>>--

迷惑メールは、「スパムメール」とも呼ばれます。自分には全く関係が無い相手から、全く興味が無い内容のメールがいきなり送られてくるものです。 内容としては、次のようなものが挙げられます。

●出会い系サイトからの勧誘メール
●アダルトサイトからの勧誘メール
●ねずみ講まがい勧誘メール
●詐欺メール

また、これらのメールは、本文やタイトルが色々と工夫されていて、うっかりと返信や登録解除を申し込んでしまうと、それが「生きたメールアドレス」と して認知されてしまうため、余計スパムメールが増えてしまうことになります。

関連リンク
JPNIC(日本ネットワークインフォメーションセンター)が提供するQ&A
http://www.nic.ad.jp/ja/translation/apnic/spam.html

スパム (メール) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/スパム_(メール)


    スパムメールの語源

缶詰の "SPAM" をモンティ・パイソンの作品の中で「同じような物の繰り返 し」という意味で使われてしまったことが由来だとされている。(中略)この ため、缶詰製造元のホーメルの意見に従い、缶詰(商標)については "SPAM" と大文字で、迷惑メールについては "spam" と小文字で表記することが多い。 (Wikipediaより)


    迷惑メール対策:その2

【その2】--<<<たとえばどんなものがあるの?>>>--

以前は、英語のメールがほとんどだったのですが、最近では日本語のものが増えています。中には、「平田メール」「かやのメール」「しおりメール」のように、何気なくメールへの返信を誘導していく対話型のものもあり、うっかり返信してしまうとアダルトサイトに誘導させられて高額の請求が・・・という事にもなりかねません。自動的に返信しているとは言え、結構心をくすぐるメッセージが入っていてその気にさせられてしまうため、要注意です。うっかりだまされ安い人は、どういうメールなのかをあらかじめ良く見ておきましょう。

@IT 「平田です。届いてますか?」
http://www.atmarkit.co.jp/fsecurity/column/ueno/31.html

★今週のひとこと
「スパムメール」には、絶対返信しないこと!





さて、スパムメールがどういうものか何となく解ったところで、では一体これらのメールにどういう対策をすることができるのかを考えてみましょう。


 

    迷惑メール対策:その3

【その3】--<<<迷惑メールにはどういう対処があるの??>>>--

まず、第一回目の最後にも書きましたが、一番大切なことは「絶対に返信しないこと」です。

では、なぜ返信してはいけないのでしょうか?

迷惑メールは、ウィルス・情報漏えい・インターネット検索など、さまざまな方法で集められたメールアドレスが送信対象となります。何千、何万ものメ ールアドレスの中には、既にアドレスが無効になっていて、迷惑メールが宛先不明で戻って来るものがあります。それらは明らかに「無効」なメールアドレスです。

しかし、もしも「メール送信不要」とか、「なにか間違いでは無いでしょうか?」などと、うっかり返信してしまったら、相手側に『このアドレスは有効なアドレスです』と伝えることになるのです。迷惑メールを送信する側 にとっては、有効なアドレスに情報を送ることがマーケティングの効果に直接関わるため、有効アドレスは特別な意味を持ちます。つまり、「有効アドレス」 と認識されたアドレスには、今までよりももっとたくさんの迷惑メールが到着することになってしまうのです。

次に、現在来ている迷惑メールはどうすればよいのでしょうか?

基本的な考え方は、「迷惑メールは見ないで済ませるようにする」ことです。

つまり、迷惑メールが目に触れるところ(=受信メールボックス)に来る前に、取り除いてしまうのです。こういう方法は、メールフィルタと呼ばれます。では、メールフィルタの種類を見ていきましょう。

1.プロバイダのスパムフィルタ

お使いのプロバイダ(=インターネット接続業者)のサービスを今一度ご確認下さい。最近では、多くのプロバイダが「迷惑メールフィルタ:スパムフィ ルタ」を提供しています。

2.メールソフトのスパムフィルタ

お使いのメールソフトにも、スパムフィルタをつけることができます。たとえば「アウトルックエクスプレス」をお使いの方であれば、「メールルール」 を設定します。これは、ある相手先からのメールを拒否したり、ある文字列を タイトルや本文に含むメールを拒否したりするものです。あくまでも自分の設定に応じて動作しますので、少しずつルールを追加していくことで、段々スパムメールは目に触れなくなって来るのです。

3.スパムフィルタソフト  

どんなメールソフトを使っていても使えるのが、スパムフィルタソフトです。これは、メールサーバーとメールソフトの間に入って、スパムメールを除去してくれるソフトです。これも、2番のスパムフィルタと同様に、ルールを追加 していくことでより正確にフィルタを行うことができるようになります。

重要なのは、どんなフィルタを行うときも、「何が迷惑メールなのか」を判 定する根拠が必要で、それはコツコツとルールを追加していくことでできあがるという事なのです。また、「ブラックリスト」や「ホワイトリスト」と呼ばれる相手先のリストを構築していくことも重要です。

一朝一夕にはできないフィルタ。でも、1ヵ月後には無くてはならない存在 になること間違いなし!です。みなさんも、もしも迷惑メールでお困りならば、すぐに使えるメールフィルタを試してみてくださいね。

関連リンク
グッバイ・スパム 〜迷惑メール撃退法〜 PCWEB
http://pcweb.mycom.co.jp/special/2003/spam/menu.html

Enchanting Sky
http://enchanting.cside.com/security/spammail.html

★今週の一言
「スパムメール対策」に王道なし。コツコツと努力するべし。





『絶対に返信しない』『コツコツと自分でルールを溜めて、スパムフィルターで対処』がコツでしたね。それにしても、何の目的でこんなに無駄なメールを送りつけるのか、本当に迷惑です。でも、このスパムメールは直接悪さをすることはあまりありません。うっかり文中のリンクをクリックしなければ、それほど深刻な事態に陥ることは無いのです。
それよりももっと怖いのが、マルウェアです。では、このマルウェアについて、最新情報を見てい きましょう。


 

    マルウェアって何?

マルウェアとは、malicious software(悪意のあるソフトウェア)の略称で、単一のコンピュータ、サーバー、コンピュータネットワークにウィルスまたはスパイウェアなどの被害を起こすように設計されたソフトウェア全般を指す言葉です。

今まではウィルスとかスパイウェアと呼ばれてきましたが、段々それらの境界があいまいになり、今では全般をまとめて呼ぶようになったものです。


    マルウェアはどんな事をするの?

従来のウィルスの被害は、たとえばメールを多量に送信するとか、ハードディスクのファイルを消去してしまうとか、ある時刻になったらコンピュータを再起動するように設定してしまうものでした。これらは、被害がはっきりしていたために、感染したかどうかを特定しやすく、そういう意味で排除もしやすいものでした。また、これらウィルス被害が拡がったため、ウィンドウズそのものや、ウィルス対策ソフト(ウィルスバスターやノートンアンチウィルスなどのソフトウェア)などの機能により、感染する前に排除したり、感染しても、簡単に削除したりすることができるようになりました。今や、ウィルス対策ソ フトが入っていないパソコンを利用すること自体が『非常識』と呼ばれる時代だとも言えます。

しかしながら、マルウェアと呼ばれるソフトの中には、スパイウェアなど、感染しても発見しにくく、特に何か不備があるわけでないのに大切な情報が盗み取られてしまうものがあるのです。

たとえば、その影響はこういう形で現れます。

1.インターネットで良く見る情報に対して、それと関連する広告ばかりが表示されるようになっている。

2.検索エンジンを起動したら、いつもならば表示されるサイトとは違う画面が勝手に表示される。

3.操作していないのに、沢山の広告画面が勝手に表示されてしまう。

4.いつも見るサイトを呼び出したのに、別のホームページが表示されてしまう。  

5.なんだかコンピュータの動作が遅い。特にインターネットが遅い。

どうですか?心当たりはありませんか?

1番、5番は判断が難しいのですが、2番から4番のどれかに1つでも当てはまった方は、既にスパイウェアに感染しています。その場合、あなたが普通に使っているインターネットの情報は、知らない間にどこかの誰かに見られているかもしれません。  

最近のウィルスソフトは、スパイウェアを含むマルウェアの検出ができるものが増えています。しかし、だからといって安心してはいけません。どんどんその仕組みは複雑化しており、簡単に排除できないものが蔓延しているのです。

★今週の一言
「ウィルスではなく今はマルウェア対策。おかしいと思ったらすぐ調査」





これらの対策としてどういう方策があるのか、また、もしも感染してしまったら、どうしたらいいのかを考えて行きます。


 

    マルウェアにやられてしまったら?

〈1〉何に感染しているのかを検査する

まず、ウィルス対策ソフトを正しくお使いですか?コンピュータに導入されているだけでなく、ちゃんとパターンファイルを自動更新するよう、年間の契約を更新していなければ、何にもなりません。「契約がもうすぐ切れますから、 更新してください」等のメッセージが表示されていたのにそのままにしていた方は、すぐに更新してください。

さて、ウィルス対策ソフトが正しく動作しているのに、上記の2から4のいずれかの症状が出ている方は、ウィルスソフトがスパイウェアに対応していない可能性があります。その場合は、まず次のソフトウェア(無料)をダウンロードしてください。

●Spybod(無料)
http://www.safer-networking.org/
サイトは表記言語を選択できるようになっていますが、残念ながら日本語はありません。英語サイトに入ったら、とにかく「DOWNLOAD」という言葉をさがして、クリックしてください。次の画面の「Spybot - Search & Destroy 1.4 」という右側の青いボタンをクリックしてその次の画面でダウンロードするサーバーを選択したら、ダウンロードが始まります。(どこからダウンロードしてもかまいません)わかりにくい方は、次のサイトをご覧ください。

Spybotのインストール方法(Enchanting Sky)
http://enchanting.cside.com/security/spybot1.html
*引き続き、使い方も掲載されていますので、ご覧ください。

さて、導入が終わったら、検出してみましょう。アップデータでスパイウェア情報を最新にし、Spybotを再起動したらいよいよ検出です。左の一番上のボタン「検索&修正/削除」を押して、スキャン開始してください。

〈2〉感染が発見されたら対応を行う

チェックが無事終わり、ぞろぞろと検出されたスパイウェア。これに対処するには十分な注意が必要です。というのは、スパイウェアとして検出されているものの中には、あるプログラムが正規にセットしたファイルが含まれている可能性があるからです。ただし、その判定は難しく誰でもできるものではありません。十分注意の上、削除することをおすすめします。

〈3〉なるべく感染しないようにする  

マルウェアの感染には原因があります。主に、不良サイトの閲覧、フリーソフトの導入などがあげられます。

スパイウェアを捕まえろ:デジタルARENA
http://arena.nikkeibp.co.jp/tokushu/gen/20050629/112654/

このサイトには、スパイウェアに感染しないための心構えがあげられていますので、ここに転載します。

一.Windows Updateをかけてセキュリティホールをなくす
一.ウイルス/スパイウエア対策ソフトの常時監視を有効に
一.フリーソフトのインストールは慎重に
一.ポップアップ画面や掲示板、メールのリンクをむやみに押さない
一.対策ソフトでパソコンを定期的にスキャン


    結局大切なこと事は?

スパムメール、マルウェア(ウィルス・スパイウェア)など、パソコンのデータは日々危機にさらされています。しかしながら、その脅威に対する対応は簡単なものではありません。自分自身が毎日こつこつとチェックし、予防することでのみ、自分自身のコンピュータを守ることができるのです。

地震や火災対策と同様に、コンピュータの防災計画、あなたもしっかりチェックしてくださいね。



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