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〜あなたのPCは大丈夫!?〜
       Winnyによるトラブルにご注意!詳細編    

新年度になりました。別れあり出会いありの春ですが、気持ちも新たに頑張りたいものですね。
さて、4月の線客万来コーナーでは、3月の緊急特集の詳細版として、「Winny:ウィニー」についてお届けいたします。パソコンやインターネットがビジネスの必須ツールとなった今、やってくる脅威をどの様に予防するか、対処するかが大問題です。まずは敵を知るところから始めませんか?


    Winnyとは

緊急特集で簡単に説明したように、Winnyとは、「ファイル共有ソフト」 の名前です。

ファイル共有ソフトとは何かというと、自分自身のコンピュータに入っている音楽ファイルや映像ファイル、文書ファイルや計算ファイルなど を、別のコンピュータを使う人と共有するソフトです。もちろん、逆に他人の ファイルを共有することもできます。複数のPCを使う事業所などでは、共用 ドライブというどこからでも見られるハードディスクがあると思いますが、そういう考え方ではなくて、それぞれのPCのハードディスクを相互に見れるよ うにしているというものです。ファイルがどういうものかは関係無く共有できるので、著作権のある音楽ファイルなども共有できてしまいます。  

Winnyは、このファイル共有をインターネット経由で行うソフトです。

つまり、無限のコンピュータがお互いのファイルを共有することができるのです。こういう共有の方法をP2P型と呼びます。

これは、「ピアトゥーピア」型の略で、「ピートゥーピー」と読みます。。ピアとは、「対等のもの。同等のもの」という意味で、P2P型とは、サーバーのようにどこかが親の役目をするのではなく、クライアントパソコン同士が直接接続しているという意味になります。  

P2P型のファイル共有ソフトは、Winnyだけではありません。たとえば、古くはGnutellaなどもありました。また、P2P型でない、サーバー型のものも存在し、実際には数多くの無料ソフトウェアにより、ファイル共有が可能になっています。しかし、日本では、機能的に優れているWinnyが数多く利用されています。



    Winnyは怖い?

こんなに世間を騒がせているWinnyですが、本当に怖いものなのでしょうか?

Winnyでコンピュータのファイルを共有する場合、本来は、どこのフォルダを共有するか(つまり、他の人に公開するか)を制限することができます。 ある決まった場所のファイルにしか他人がアクセスすることができないのです。

正常に運用されている限り、公開したくないファイルに関してうっかり見えてしまうということはありません。公開している場所の管理は必要ですが、怖いものでは無いのです。

●Winnyとは 【ウィニー】 ─ 意味・解説 : IT用語辞典 e-Words
http://e-words.jp/w/Winny.html

●日経BP社「ITPro特番サイト Winny問題」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/winny/index.html





さて、Winnyが何をするソフトなのかをお分かりいただけたと思います。 次は、Winnyがなぜこれほど拡がったのか、誰が何のために利用しているのか、利用者の側からみた利点について、説明したいと思います。


 

    Winnyがなぜ拡がったのか、何のために利用されているのか

Winnyはネットワークを越えてファイルを共有することができるソフトです。ファイルを共有するというのは、つまり情報を共有するということに他なりません。さて、インターネット上には、たくさんの有益な情報もありますが、同時にたくさんの有害な情報もあります。また、 無料で公開しても良い情報と、有料でないと公開してはいけない情報があります。

Winnyを利用して、これらのファイルが区別無く流通してしまいました。それは、Winnyというソフトでは、「誰がファイルを最初に公開したのか」が追いかけられない構造だからです。その匿名性の高さゆえ、「赤信号みんなで渡ればこわくない」的な発想で、違法な情報の流通が増え続けたのです。結果的には、開発者が逮捕され、それ以降Winnyというソフトウェア自体の開発は停止しています。

では、Winnyで流通している情報とは具体的にはどのようなものなので しょうか? 

それは、映画やテレビ番組の映像、CDなどの音楽といった、著作権により保護されているもの、アダルト関連の情報などの悪質な有害情報などを含む、コンピュータで再生・閲覧することができる情報です。有料コンテンツを無料で手に入れることができるため、利用者が急増していきました。

青少年など、法律をまだ良く理解していない世代が利用する場合、全く違法性に対する認識を持たないままの利用となりがちです。  つまり、Winnyは、簡単に有料・有害情報を含むファイルを手に入れることができるソフトウェアで、誰がいつファイルを公開したのか、手に入れたのかがわからないため、利用者にとっては「都合の良いソフト」と言えるので す。


    では、なぜWinnyは止まらない?

しかしながら、いくら都合が良いソフトでも、ここまで情報流出問題が出てくると、社会全体の問題です。

実は、これまでもファイル交換ソフトウェアの利用方法・内容が問題で、たくさんのサービスが停止になっています。しかし、 Winnyは停止ができない仕組みであるため、止まりませんでした。

停止ができない仕組みとは、先週の記事でご紹介したP2Pという仕組みです。

つまり、それぞれのコンピュータが独立してネットワークを作っていく仕組みであるため、全部の利用者がパソコンからWinnyを排除しないかぎり、停止することができないのです。

●Winnyとは 【ウィニー】 ─ 意味・解説 : IT用語辞典 e-Words
http://e-words.jp/w/Winny.html

●日経BP社「ITPro特番サイト Winny問題」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/winny/index.html





さて、Winnyがどうして拡がったのか、何が流通しているのか、どうして止められないのかお分かりいただけましたでしょうか?では、Winnyで 情報漏洩が起こる仕組みについて説明していきたいと思います。


 

    Winnyで情報が漏えいするのはなぜ?

Winnyは、それぞれのパソコンがデータ保管庫の役割を果たすP2P型のファイル交換ソフトです。また、誰が最初にファイルを公開したのかは、わからない匿名性の高いソフトウェアです。

しかし、Winnyで公開されるファイルは、特定の場所にあるものだけで、そのほかの場所のファイルは公開されません。なのに、それならどうして情報が漏えいするのでしょうか?  

それは、「アンティニー」と呼ばれるウィルスの仕業なのです。

このウィルスに感染すると、Winnyに設定されている「ここのファイルだけを公開する」という情報が書き換えられてしまいます。つまり、「パソコンにある全部のファイルを公開する」など、知らない間に自分が公開を意図していない場所に置いたファイルが公開されてしまうのです。

また、いったん公開されてしまうと、不特定多数のWinnyネットワーク内のあちらこちらにコピーされてしまい、事実上消去することは不可能なのです。

ウィルス自身も、Winny の仕組みにより広まっています。誰かが感染ファイルを公開したら、あっという間にあちらこちらにコピーされ、消去することが不可能なのです。

現在、Winnyユーザの約3分の1のコンピュータがウィルスに感染していると言 われており、もぐらたたきの様に感染と排除を繰り返しています。


    なぜWinnyが対策をとらない?

どんなソフトウェアでも、大きな問題が起こった場合、それに対して何らかの対応をとるのが普通です。バージョンアップやセキュリティパッチと呼ばれる対応です。ではなぜWinnyではそれが出てこないのでしょうか?  

それは、Winnyは、現在開発自体が罪に問われており、改良が停止したままになっているからです。Winnyにより、「著作権保護対象のファイル」 や「存在自体が違法なファイル」が流通したために、Winnyの改良が止まり、それが原因で「悪意のあるウィルスファイル」に対する対応ができなくなっているのです。

いわば、利用者側の倫理観の欠如が自分自身に暴露というツケとして戻ってきたとも言えるのです。  





さて、それでは、私たちはどうすれば良いのでしょうか?では、そんな状況の中、私たちが取れる具体的な方策をご紹介していきたいと思います。


 

    情報漏えいを防ぐ方法とは

Winnyは、開発者による改良・バージョンアップが停止しています。つまり、色々な情報漏えいの原因となるウィルスに対する対策・ソフトウェアが 元々持つ問題点に対する対策などを、行うことができないのです。

こうなると、 Winnyによる情報漏えいを防ぐために一番良い方法は、Winnyを利用 しないこと。Winny利用をやめることなのです。

しかし、もう既にWin nyが導入されているパソコンは、どうしたらいいのでしょうか?次にあげるソフトは、Winny削除機能を持っています。こういうソフトにより削除するのが確実です。

・トレンドマイクロ社 ウィルスバスター コーポレートエディション7.3
http://www.trendmicro.com/jp/products/desktop/corp/evaluate/corpad-seminar.htm

・アークンScanIF Winny対応版(フリーウェア)
https://www.ahkun.jp/resource/dl.html

・ハンモック社 Asset View HYPER for Winny対策ソリューション
http://www.hammock.jp/company/release/024.html


    それでも減らないユーザ数

調査機関のレポートによると、それでもWinnyの利用者数は減っていないということです。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0604/25/news063.html

また、Winnyに似たソフト「share:しゃれ」が拡がっており、これにも ドクロウィルスと呼ばれる情報漏えいウィルスが蔓延しつつあります。利用目的も違法ファイルの共有が多く、早晩社会問題となることでしょう。  

メールボックスに溢れるスパムメール、情報共有の名の元に流通する違法な画像ファイル。違法と知りながらファイルをやり取りしたり、メールに誘われて出会い系サイトに行く人が、本当に大人と言えるのでしょうか? 

子供たちを安全に育てられない社会への警鐘として、このWinnyによる情報漏えい問題をしっかりと反省して行きたいものですね。

さて、週末からはゴールデンウィーク。休みになると、Winnyユーザは増加します。また情報漏えい問題が起こらないためにも、休み前にあなたのパソ コンをしっかりチェックしましょう。

●Winnyとは 【ウィニー】 ─ 意味・解説 : IT用語辞典 e-Words
http://e-words.jp/w/Winny.html

●日経BP社「ITPro特番サイト Winny問題」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/winny/index.html


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