| 〜業界の常に一歩先を行く経営戦略〜 ITで活かす知恵と人 株式会社モトックス |
| 会社の経営者であれば、誰しも自分の会社の10年後、20年後を考えるはずで すね。社会環境が変わり、人が年老いて入れ替わり、お金の価値が変わります。 自分ではどうしようもないことがたくさんある中で、それでも事業を伸ばし人 を育てるということは、考えるまでも無く至難の業と言えます。しかし、一旦 経営者となった以上は、それから逃れることは出来ません。今月の線客万来コー ナーでは、ここ10年の間に大きく様変わりした酒類業界の中で、見事にその荒 波を乗り切った若きリーダーのお話です。 |
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酒類業界には、メーカー、卸、酒販店という階層が存在します。ここ10年を 見ると、三者三様の時代の波が押し寄せたことが判ります。まず、メーカーは、 健康ブームや酒税改定などの波と、個人の消費嗜好の細分化という波を受け、 度重なる新製品の開発、小ロット多品種の生産・物流に対応しなければならな くなりました。また、酒販店は、量販店やスーパーなどの台頭による集中が進 み、一般酒販店の経営が大変厳しいものとなった上、酒類販売免許の規制緩和 により、コンビニで24時間ビールが購入できる時代となり、ますます苦境に立 たされることとなりました。これらに挟まれる酒類卸は、上から下からの新た な要求に振り回された上、何よりも量販店やスーパーとの取引により利益率が 大幅に下がってしまいました。この結果、大手の酒類卸会社が次々と姿を消し、 業界は大きく様変わりしてしまったのでした。 |
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近鉄河内小阪駅の南側、商店街を抜けたところに『元なしや』が生まれたの は、1915年(大正4年)のことでした。 |
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| いったいそれは、どのようなことだったのでしょうか。 次回に続きます。どうぞお楽しみに。 |
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誰もが知っているアサヒスーパードライの大ヒット。アサヒビールの特約店 であった『株式会社元なしや』は、大変な忙しさとなりました。しかしながら、 売れることで新たな問題が起こってきました。今までは、他社ビールの特約店 との競争だったところに、同じビールの特約店同士の競争が起こってきたので す。「同じ商品を扱っている以上、いつかはこういう問題が起こる。ナショナ ルブランドならどれでも同じこと。それなら、他が扱っていない商品を扱い育 てることで、お客様に喜んでいただけないものか。また、そこで競争に巻き込 まれない、しっかりとした利益基盤を作れるのではないか」そう感じた三代目 の太一さんは、大ヒットに沸く業界の影で、ひっそりと地方の銘酒の開拓に乗 り出したのでした。今から19年前のことでした。 |
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『元なしや』の創業者、松下為蔵・ハル夫妻は、決して無駄なお金を使うこ と無く、しかしながら将来への投資は惜しみませんでした。その精神は、子・ 孫へと確実に受け継がれていました。太一さんは、銘酒にとどまらず、色々な 商品を試していきました。その中で、手ごたえを感じた商材が、「輸入ワイン」 でした。ワインのこと、輸入のこと、その他さまざまなことをじりじりと勉強 しながら、その手ごたえが本物であると感じたのです。商材が見つかれば、あ とはそこめがけて猛進したかというと、そうではありませんでした。あくまで も、現状を維持しながら、少しずつ人・モノ・カネを新しい商材へとシフトし て行ったのでした。社内では「売れるナショナルブランドを減らして、なぜし んどい商材を扱うのか」という声もありました。しかし、「会社の将来のため にかならず生きる投資やから」とそのたびに説得を繰り返しました。こうして 17年がかりでナショナルブランドの取り扱いを終了し、名実ともに、『元な しや』は、ワインインポーターの『モトックス』へと生まれ変わったのでした。 |
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実は、『元なしや』のIT化は昭和46年に始まっていました。当時、まだ 珍しかったコンピュータによる事務処理センターを、他の卸業者と共同で設置 したのです。二代目の太吉さんの時代でした。さかのぼれば、創業者の松下ハ ルさんによる複写式伝票処理に始まる合理的な経営手法が息子の太吉さんに受 け継がれたものだったのかもしれません。さて、このセンター運営に始まるI T活用は、もちろん業界内では一歩先を行くものでした。その一歩先行くIT 活用が、今の『モトックス』にまで続いています。たとえば、酒類総合卸から ワインインポーターに生まれ変わるということは、商品のアイテム数、名称の 長さ、取引先の数、輸入に伴うデータ種別の追加など、どれをとっても今まで のシステムで対応できるものではありませんでした。そこで、決して過剰でな い、しかしながら今後も発展させられるシステム構築を目指し、何と5ヶ月と いう最短のスピードで、新販売管理システムを構築したのでした。大変驚くべ きことは、それを社内担当は実作業2名で乗り切ったことでした。社内の業務 効率化に関し、トップはもとより社内全員が高い意識で臨んだことの表れとし て、そのシステム開発は今も開発会社の成功事例として語り継がれるものとな っているのです。 |
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さて、ワインインポーターとして生まれ変わった『モトックス』では、社内
のシステム化に続き、新たな仕組みづくりに取り組みました。それはいったい
どのようなものだったのでしょうか。 次回に続きます。どうぞお楽しみに。 |
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『モトックス』が輸入ワインを商材に選んだのには、理由がありました。 それは、もちろん将来性ということも含め、食卓に新しく楽しい豊かさを届 けたいという思いでした。しかし、ワインという商材は大変種類が多く、一般 の消費者に「おいしい」と思っていただける商品を提供するためには、その窓 口となる酒販店に対する十分な情報提供が必要でした。また、せっかくワイン に詳しい酒販店が消費者のリクエストにお答えしようと思っても、商品が無け ればどうしようもありません。十分な品揃えと確かな情報で、タイムリーに商 品をお届けできなければならないのです。 |
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ネット上の情報提供は、今では決して新しい仕組みではありません。でも、 『モトックス』が取り組めば、それはいつまでも進化し続ける楽しく役立つサ イトになります。ネット上の情報提供方法を試行錯誤する上で、二つ目のサイ トとして作ったvinoforetがオープンしたのは今から4年ほど前のこと。そこに は、社内バイヤーが足で仕入れた産地情報、商品情報が満載です。どの写真を とっても、すべて自分たちが現地で撮影したものというそのサイトでは、今や 1,000アイテムを超えるワインが紹介されています。また、季節に合わせたおす すめワイン情報や、限定商品の時限売り出し、お得なキャンペーン情報など、 そこにしか無い営業情報とあわせて酒販店をサポートしています。驚くことに、 酒販店がログインすると、画面には自分の担当営業マンの笑顔が現れます。決 してマンツーマンのコミュニケーションをおろそかにしないという心意気の現 われですね。おまけにそこで人をクリックすると、営業マンへの問い合わせフ ォームが出現します。細かい心遣いが感じられるつくりです。 |
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このように、vinoforetは、ワイン情報の提供、在庫確認、発注などの業務 システムとして機能していますが、そこでとどまらないのが『モトックス』。 お客様にとって、より魅力的なサービスを提供し、サービスの認知度を上げ、 ネットからの発注割合アップを図ります。 |
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| 次回に続きます。どうぞお楽しみに。 | |
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ワインほど、購入時に迷うお酒はありません。それは、種類が多すぎてどれ が自分に合うワインなのか、今晩の料理に合うワインなのか、判断できないか らではないでしょうか?また、一度購入しておいしかったからといって、ずっ とおいしいかというとそれも違うようです。どうやら、ビンテージという年度 が重要な要素らしいのです。私たち消費者は、このような疑問をどのように解 決するでしょうか?お店の人に尋ねますか?いいえ、ゆっくりとお店の人に説 明してもらうには、少々勇気が必要ですね。そんなとき、ワインの値札の解説 を読んで選びませんか?タイプ、産地、味のレベル(辛口−甘口)、味の種類 など、小さな値札にはぎっしりとワインの説明が書いてありますね。 |
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酒販店の顧客には、一般消費者と業務店があります。一般消費者であれば、 酒販店に見積りを取ること無く店頭あるいは電話で注文、支払いを起こしま す。しかし、業務店(レストランなど)相手の商売の時には、そういうわけに は行きません。たとえば新しいワインの取り扱いを始めてもらうには、見積り を持って行かなければならないのです。普段見積書を作成する必要がない酒販 店にとっては、見積書をわざわざ特別なフォームで作成するのは大変手間がか かるものですが、vinoforetならば、そんな悩みも不要です。つまり、酒販店 に変わって見積書をネット上で作るサービスです。 |
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vinoforet上で公開されている情報のうち、酒販店への納入価格以外の内容は、 一般消費者向けのサイト(http://www.mottox-wine.jp)でも公開されています。 ワインのインポーターにとって、品揃えは生命線。また、どのような方法で検 索させるのかなど、独自の工夫を公開することに不安は無いのでしょうか? |
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vinoforetを利用しているワイン専門店・ワイングローリアスの辻さんは、 |
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この春発売された「リアルワインガイド Vol17」の特集はずばり「真っ当な インポーターはどこだ」でした。この特集は、全国のワインショップ108店が 「消費者にとって良いインポーター」という観点からインポーターを採点した ものでした。『モトックス』は、ここで見事第一位に輝いたのです。 |