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「新しいことにチャレンジすると、
        元気がでてくるんですわ」

      〜夫婦二人三脚でGOGO路線「良品百科」ウエダ食品”
ご夫婦でこんにゃくの卸業と聞けば、昔ながらの電話と伝票の卸業を想像します。今回ご紹介する「ウエダ食品」さんも、ご多分にもれず、電話と伝票の卸業者さんです。でも、それだけじゃありません。なんと、いち早くネットショップを開設され、3年がかりで月商100万円ほどのお店に育てあげられました。現在は、またもや新しい仕掛け作りに奔走されるご夫婦の、これまでの軌跡とこれからの夢をご紹介します。


    こんにゃく卸の店

 ウエダ食品は、守口市でこんにゃく製品とマンナンを利用した健康食品の卸を行っている会社です。社長の上田さんが、昭和52年春に紳士服販売から脱サラして会社を興しました。紳士服とこんにゃくでは、全く違う業種ですが、「お客様に喜んでいただく商品を売る」ということでは同じと言い切ります。
 まじめにこつこつと、熱意を持って販路を拡げ、事業も軌道に乗ったある日、『このままこんにゃくの卸だけで大丈夫なんやろうか・・・』という不安が心をよぎりました。若い人達がこんにゃくを料理したり、豆腐屋さんでこんにゃくを買ったりする機会がどんどん減っていきます。『今のうちになんとかしないと・・・』 平成11年春のことでした。

    『そやねぇ。ほなやってみるわ』

『これからは、インターネットや。うちもネットで店をださんならん。何とかやってみてくれへんか』
ご主人が思ったことをぶつける相手は奥さんです。かといって、奥さんはパソコンもインターネットも全くの素人。それが具体的にどういうことなのかがわかりません。それが、夫婦の妙とでも申しましょうか、『そやねぇ。ほなやってみるわ』と答える奥さんも奥さんです。
「いまになったら、よう素人が手をだしたなと我ながら感心します」とは、現在のご夫婦の弁。怖いもの知らずで乗り切ったショップ開店までの道とは・・




こんにゃく卸業の先行きに不安を感じたご主人が思いついた「ネットショッ プ」。実際の開設を任された奥さんは、さてどうしたのでしょうか。






    プロにまかせたら安心!?

「そらプロにまかせたらいいものできると思いますよねぇ」とだれもが思います。奥さんも当然そう考え、ホームページ作成のプロに頼むことにしました。見積を取ってみると、びっくりする程の値段でしたが、他に方法も思いつかず、『かかるものは仕方ない』とあきらめて発注しました。
しかし、できあがったページは、デザイン的にはとってもきれいなホームページでしたが、でも売れないのです。『これでは、ウチの商品のいいところが伝わっていないのでは?』とすぐに修正を依頼しました。しかし、つぎつぎと高い費用と時間がかかります。

    高いお金は勉強料

 費用はかかるし、思うように売れない。
普通ならば、ここでネットショップを諦めてしまうところですが、奥さんは負けません。
『こんなことなら、寝る時間を削ってでも私が作るわ』と、1からホームページ作成を勉強し、なんと1ヶ月で全部のページを作り直してしまいました。この経験が生き、それからのホームページ更新作業も全部自分で行うことができました。そうでなければ、月4万円も払ってきれいなだけのページを維持しなければならないところだったのですから、最初の制作費はあながち無駄ではなかったとおっしゃいます。

こうしてなんとか開店にこぎつけたネットショップですが、売上げは最初の3ヶ月全くありませんでした。それから約3年、今や月商100万円の立派な店に成長しました。




ネットショップ繁盛の秘訣は、誰もが知りたいところです。開設当時には売上げ0だったお店が3年経って月商100万円にまで育った理由はなんでしょうか。






    お客様に満足していただける様に

「普通のネットショップと同様に、検索エンジンに登録するとかはやりましたが、別にそれ以外はまめに更新しているぐらいで…」とは奥さんの弁。
しかし、良く聞いてみると、まめな顧客対応に頭が下がります。
たとえば、注文品を送るときには、かならずカードとプレゼントを同梱します。また、ホームページ上やメールでの問い合わせには、必ず丁寧に対応します。
「叱責のメールもありますが、一つ一つが大切なご意見と思い、感謝の気持ちで返事を送らせていただきます」とは、言うは易し行うは難しです。こういう地味な積み上げが、ネットショップの売上げを伸ばしていくのですね。
「商品に興味がある方がページをご覧になるはずなので、なんとかリピートしていただけるよう、努力しています」とは、どこのショップにも当てはまる鉄則です。「月1回のプレゼント企画も、好評なんですよ。」と、仕掛けもちゃんとあるんですね。

    売れてみると....

 ネットショップが順調に売上げを伸ばすのと合わせて増えてきたのが、商品サンプルの供給話です。
『いっぺんウチの商品も取り扱ってもらえませんか』という引き合いが増えてきました。その中には、長く利益を産む商品に育つものも現れました。「ネットショップは小売りですから、お客さんの声が直接聞こえます。その声を、どのメーカーも欲しいんですよ」。

こうして、手元にはどんどん新製品の情報があつまります。まさに、成功したネットショップの醍醐味ですね。
「いえいえ、これはこれで守口門真商工会議所さんやIT指導の横山昌司先生やらにお世話になりながら、やっとここまでこぎつけたというのが実感です。お世話になりっぱなしでは申し訳ないので、私らだけでなく、お取引先の何かお手伝いができないかなと考えているんです」。
「新しいことにチャレンジすることが、私の元気の素なんですわ」とにっこり笑う上田社長の次のチャレンジ、一体それは…?




自分のショップが繁盛するだけでなく、お取引先や、地域に何かをお返ししたいという上田社長が次に仕掛けるチャレンジとは?
ネットショップを軌道にのせた上田社長は、次に「取引先や地域を幸せにする仕組み」を提案します。それは、「デリバリースーパー」です。






    インターネット販売の確実な手応え

「自社の取扱商品をネット販売してみて感じたのは、インターネットでモノを売ることができるということです」
しかしながら、ウエダ食品は卸売業。色々な商品を取り扱うことはできません。それならばいっそのこと、『商品を卸しているスーパー丸ごと、ネットショップにしてしまえないものだろうか』と考えました。
ちょっと思いついたことを実現してしまうのが、上田社長のすごいところです。そのうえ奥さんも「そりゃいいねぇ」と感心してしまうのですから、このご主人にしてこの奥さんありというところですか。
この8月、3年がかりでデリバリースーパー「新・鮮・館ジェイエフ石切」がオープンしました。


    これからも二人三脚でチャレンジ

 デリバリースーパーをインターネットで提供するまでの3年間も、手探りの毎日でした。システム開発の事など全く知りません。ただ「こういう事がしたい」という熱意を会う人毎に伝えてきました。
デリバリースーパーのお客さんから、「私は足が痛く、重い荷物を買い物する事ができないのですが、デリバリースーパーのお陰で心配がなくなりました。本当にありがとうございます」とメールが来て、今までの苦労がすーっと消え、また次の開店に向けて、「どんどんやるぞと言う気持ちになりました」。

これからも、夫婦二人のチャレンジは続きます。元気をいただき、ありがとうございます。どうぞこれからも頑張ってください!


「ウエダ食品」さんの連載は、今回が最終回です。
ネットショップをご訪問された感想を是非お送り下さい。
あなたのご意見をお待ちしております。



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